ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の取り組み
当院では、人生の最終段階で受けたい医療やケアについて、患者さま自身の意思を尊重し、ご家族と私たち多職種で構成される医療チームを交えて話し合うACP(アドバンス・ケア・プランニング)を大切にしています。
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは?
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは、もしものときに備え、人生の最終段階にどのような医療・ケアを受けたいかを、患者さまと、患者さまの信頼できる人たちとであらかじめ話し合い、決めておくことです。
病気の進行等でご本人が医療やケアに関する意思表示が難しくなってきた場合に、医療・ケアチームはACP(アドバンス・ケア・プランニング)で決めた方針を参考にして、診療を進めていきます。
厚生労働省が取り組んでいる「人生会議」も、同じ内容を指しています。
参考:厚生労働省(外部リンク)「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン
ACP(アドバンス・ケア・プランニング)のステップ
ステップ 1 考えてみましょう
- あなたが大切にしていること、望むことは何ですか?
- あなたが信頼する人は誰ですか?
ステップ 2 主治医に質問してみましょう
- 病名や症状、予測される今後の経過について
- 必要な治療やケアについて
ステップ 3 話し合いましょう
- 治癒が不可能な病気になり、回復が難しい状態になった時のことをご家族などと話し合いましょう
ステップ 4 伝えましょう
- 話し合いの内容を病院に伝えておきましょう
ポイント
自分の思いが変わったときや病状が変わったときは、ステップ1からもう一度考えることが大切です。
当院のACP(アドバンス・ケア・プランニング)シート「わたしの『もしも』手帳」はこちらです。