「家庭での経験が活きる職業」
Bさん 3B病棟勤務 看護師長 平成21年12月入職
~看護師を目指したきっかけとその後~
私は中学、高校生の時から、漠然と将来は医療従事者として働きたいと思っていましたが、結局全く違う業種に就職することになりました。その後、社会人経験を経て結婚し、育児中に子どもが入院することがありました。入院中の子どもの付き添いのために24時間病院にいることになったのですが、その際に子どもの看護を担当してくださった学生の方とお話しすることがよくありました。
その中で、結婚して育児をしながら看護学生として看護師になるために頑張っているという、自分と似た境遇の方のお話を聞いて私も昔は医療従事者として働きたいと思っていたということを思い出し、改めて看護師を目指そうと決意しました。
その後、阪奈中央看護専門学校の准看護科で2年間、四条畷看護専門学校の看護学科で2年間学びました。 看護学生時代、とくに大変だったのは実習期間です。私も主人の両親も遠方に住んでいて、育児に関して手を借りることはできなかったので、いかに効率よく両立させるかを考えていました。細かくスケジュールを決めて、できるだけその通りに行動するようにしました。実習をしっかりとこなすためには睡眠などの休養も大事なので、メリハリをつけて休む時間も確保するように意識していました。その結果、無事看護師の資格を取得して今に至ります。
~阪奈中央病院で働くことを決めた理由~
阪奈中央病院は、生駒市近辺の地域の中核病院として、急性期医療から慢性期医療まで幅広く担い、地域に貢献しています。私自身も地域に貢献したいという思いがあり、阪奈中央病院で働きたいと考えました。また、阪奈中央看護専門学校、四条畷看護専門学校の学生の時に、阪奈中央病院には実習で何度も来させていただき、その時に担当していただいた看護師の方が、とても親切で丁寧に教えて下さったので、のびのびと実習に臨むことができました。この人たちと一緒に働きたいと思ったこともこの職場を選んだ大きな理由です。
そして24時間保育所の「阪奈中央こぐま園」が隣接しており、子育てをしながら働く看護師にとってはとてもありがたい環境です。 私は子どもをこぐま園に預けていたわけではないのですが、学級閉鎖があった時などに臨時で預かっていただくことがありました。一日しっかりと面倒を見てくださり、私自身も欠勤することもなかったので、とても助かりました。
~働いて知った看護師の魅力と今後について~
私は専業主婦、育児を経験してから看護師になったのですが、看護師という職業は、家庭内での経験を活かすことができる職業だと感じています。
患者さまの療養の世話ももちろん大切ですが、日常生活の世話も重要な業務の一つです。そういう面で主婦としての目線がとても役立っているので、自分の今までの経験が活きるというのが魅力のひとつだと思います。
今後について、経験年数が上がっていくにつれて自分のことだけではなく、病棟全体のことを管理していかなければいけないと考えており、主任になってからはより一層そういう意識は高まりました。スタッフとしっかりコミュニケーションを取り、一人一人の思いをくみ取って、それを業務に反映させていこうと考えています。
~違う職種から看護師になりたいと考えている方へアドバイス~
看護師になりたての頃は分からないことばかりで、心細くなる時もありましたが、ある程度の社会人としての心構えができていたので乗り越えることができました。今は毎日本当に楽しく仕事をすることができています。前職にどのような職業に就いていたとしても、社会人として仕事をしてきた経験は、看護師として働くうえで必ず活きてくるものだと思います。
私が勤めている阪奈中央病院の仲間も、専業主婦や他業種を経験してから看護師になった方も多くいて、家庭と仕事を両立させて頑張っています。 今現在、看護師になりたいと思っているのならば、一歩踏み出し看護師を目指して行動し始める時だと思います。