第1回 災害対策勉強会を開催しました

2025年08月19日

令和7年8月14日(木)、医療法人和幸会では『第1回災害対策勉強会』を開催しました。
法人内の職員が参加し「災害発生時にどう行動すべきか」「地域における医療法人和幸会の役割」について考える貴重な機会となりました。

第Ⅰ部:院外からのご講演

  1. 1.「生駒市地域BCP策定(厚労省モデル事業)について」
    生駒市子育て健康部地域医療課 係長 高瀬 佐智子 氏
  2. 2.「過疎地域にある医療機関が経験した令和6年能登半島地震」
    小木クリニック 院長 瀬島 照弘 先生
生駒市子育て健康部地域医療課 係長高瀬佐智子氏
会場のようす
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生駒市子育て健康部地域医療課の高瀬係長のお話しでは、現状の生駒市の災害時の体制についてご報告があり、今後の取り組みについてもご説明していただきました。前もってこれらの情報を知っていることはとても重要だと言うことが分かりました。

生駒市子育て健康部地域医療課 係長高瀬佐智子氏
会場のようす
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能登半島地震を経験された瀬島先生の災害時に実際感じられた様々な経験談、医療現場の実態などを中心にお話しをしていただきました。私たち、医療従事者が知っておくべき事、今からできる事を学び、日ごろから災害に対しての意識を高めておく事の重要性が分かりました。

第Ⅱ部:院内シンポジウム(テーマ「大規模災害時、阪奈中央病院の地域での役割」)

  1. 1.「災害初期対応について」主任救急救命士 井上 博
  2. 2.「災害についての勉強会の効果」外来看護師 横井由紀子
  3. 3.「災害支援経験から自機関の災害対応について」手術室師長 小木裕子
登壇者
登壇者
登壇者

救急救命士からは当院の課題と今後の改善点が明確に示され、外来看護師からは勉強会を通じた意識の変化が共有されました。さらにDMAT隊員経験を持つ師長からは、実際の災害支援を踏まえた当院の今後の取り組みについて提言がありました。

台風や地震など、予測できない災害はいつ起こるかわかりません。今回の勉強会を通して、情報伝達・管理・備え・訓練の重要性を改めて実感しました。

講師の皆さま、お忙しい中ありがとうございました。そしてご参加いただいた皆さまありがとうございました。